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クールグリースの使い方を解説【水溶性ポマードでスタイリングをキメる】

いぬ
いぬ
家でも、サロンに行ったかのようなスタイリングにしたいなぁ。何か良いスタイリング剤はないかな?

そんな風に考えている人は多いと思います。

本記事では、下の内容を解説します。

本記事の内容

・本当に使えるスタイリング剤【二つだけ】

・持ち【キープ力】

・使いやすさ・手軽さ

この3つの条件を満たすスタイリング剤を【2つだけ】おすすめします。

この記事を読むと分かること

1.数ある中から、何を使ったら良いか分かります。

2.簡単なスタイリング方法が分かります。(ただし、ある程度は練習と理解が必要です。)

この記事を書いている僕は、以前美容師でした。サロンで働いていた時に出会って、美容師、お客さんの双方が得するスタイリング剤があります。

圧倒的におすすめするのはコレ!!

ネタバレすると、ドンキで買うと最安値です。こんなこと言うと僕のブログで売り上げが発生しなくなるので書きたくないですが、近所にドンキがあるよ!という方は、そっちで買った方が負担が少ないと思います。

もし品切れだった場合に、こちらをご参考いただければ幸いです。

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クールグリースの使い方

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本当に使えるスタイリング剤は使い易さが重要です。

どんなに良くても、誰でも使いこなせないと話になりません。ここは「再現性」と書いておきます。

スタイリング剤については、僕も含め美容師さんはワックスとジェルを混ぜて使います。これは、異なるワックスを混ぜて足りない成分を補っているからなんです。

少し余談ですが、グリースとは【水溶性ポマード】のことを指します。本来ポマードとは、油分が主成分で油の重さでスタイリングするものです。古くから使われているスタイリング剤でして、歴史は非常に深いです。

この油性のポマードをもっと使いやすくしたのが現代のグリースです。

一度、美容師時代にポマードを使ったことがあるのですが、想像より油臭くなく上品な良い香がします。ジェルは仕上がりがカチカチになりますが、ポマードはドシッと重くべったりです。

ポマードの一番のデメリットは、シャンプーを4回くらいしないと油分が落ちないことです。(個人的な体感です。)

それに比べグリース、水溶性のポマードであればぬるま湯であれば水だけで取り除くことが可能です。

ポマードのセット力と質感を維持しながら、洗い流しやすいというのがグリースの最大の特徴ではないでしょうか。

市販のワックスを使って来た場合、少し練習が必要ですがグリースに慣れてしまえば非常に心強いオシャレアイテムになります。

ここでスタイリングも併せて理解を深めましょう。

クールグリース

水溶性ポマード

使い易さ:★★★★★

キープ力:★★★☆☆

ツヤ感 :★★★★★

グリースは、持ち・伸び・キープ力に優れています。

水溶性ポマードなので、使いやすさ抜群です。

スタイリング力は若干抑え目ですが、伸びが良く、ショートからロングまで幅広く使えます。

特に重宝するのが、芝居の時や朝から晩までスタイリングが必要な場合に大活躍してくれます。

社会人の7:3スタイルなんかも使いやすいですね。

具体的なシーンとして、社交ダンスのスタイリングや、髪をまとめたい場合など活躍の場が多いです。

カチッときめたいけど、仕上がりがガチガチになるのは嫌だという場合にコミットします。

(コミットって、言ってみたかっただけ。)

スタイリング剤のパッケージが男性用に見えますが、女性でも使えます。

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上の写真のスタイルのようにパーティーシーンでのまとめ髪や、アップスタイルの後れ毛(ピンピン出てくる毛)をまとめたりできます。

コーンローやブレーズのような、編み込みをする時にも使ったりします。

強風などでスタイルが崩れてもすぐ元通りに直せる点も優秀です。

イメージは、柔らかくて固まらないジェルです。

通称グリースとも呼ばれています。

コスプレなどのウィックにも使用できます。水溶性なので時間をかければ水でもオフ出来る点も使い勝手が良く、自分で使用した際には油性ワックスと違い髪の毛に残りません。

デメリット:唯一のデメリットは艶がある点です。

参考までに、艶が出ると濡れた質感を再現できます。艶感(ウェット)に対して、「ドライ」という相反するスタイルがありますが、この辺は好みです。ただ参考までに、カラーをしていて黄色系の色で尚且つドライな質感だとパサパサに見えて「傷んだ印象」を与えてしまいます。せっかく綺麗にスタイリングしたのに「傷んでるね」と言われてしまうと残念な気持ちになります。そういう点では、どちらかというと「艶感(ウェット)」なスタイルの方が、カラーをよくする人にとってはプラスに見える場合が多いです。 

ファイバーグリース2008

ファイバー(極小繊維)が入った水溶性ポマード

使い易さ:★★★★☆

キープ力:★★★★★

ツヤ感 :★★★★★

クールグリースに比べてスタイルの持ちが更に上がっています。

ファイバーが入ったことで、繊維が絡み合ってスタイルをキープしてくれます。

クールグリースは柔らかかったのに対して、こちらはスタイリング剤自体が若干硬くなっています。なのでどちらかと言うと、ショート(短めの髪型)に合っています。

硬くなったことによって伸びは落ちますが、一日持つようなキープ力を発揮してくれます。

ショートなどのツンツンヘアを再現しやすいスタイリング剤です。

こちらも水溶性ポマードの特性は変わらないので、時間をかければ水でも落とすことは可能です。

デメリットとして、こちらも艶が出るという点が挙げられますが市販のワックスより断然使い易いです。

二つを比較

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2つを比べると、キープ力では「ファイバーグリース」、使いやすさでは「クールグリース」です。

仕上げたい髪型によって使い分けましょう。

使い分け

ファイバーグリース2008だとショートに合っています。

ショートとは大体こんな長さです。

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このくらいの長さであれば、ファイバーグリースが相性ばっちりです。

カチッとしたビジネスすたいるにも合わせられますし、束間のあるツンツンヘアにもできます。

こういうのが束間を活かしたツンツンヘアですね。

逆に、クールグリースは幅広く使えます。ショートからロングまで網羅しているので、もしグリースを使ったことが無かった場合こっちからお試しで使ってみてもいいです。

社会人になると、ツンツンヘアよりもコーム(くし)を使ったようなビジネスヘアにすることが多くなってきます。クールグリースは、このビジネスヘアをしっかり再現してくれるので男性のスーツスタイルにぴったりです。

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因みにこんなイメージです。

水素結合

スタイリングのメカニズム

スタイリング前の、寝ぐせ直しとドライヤーが重要です。

寝ぐせは「水素結合」と呼ばれ、主に水(H2O)によって髪に強力なクセが付いた状態です。この状態、実はパーマの次くらいに強い化学反応です。

ちょこっと手ぐしを通したからと言って、すぐに直らないのはこういう理由があるからなんです。

寝ぐせが酷いと、スタイリング剤をつけてもペチャッとしたり、しっかりきまりません。

時間が経つとスタイリングが割れたりします。寝ぐせとは水でリセットして、再度ドライなどして乾かさないと完全に修復することはできません。

なのでしっかり寝ぐせを取ることが重要です。

寝ぐせの「水素結合」をなんとかするには、もう一度水を与えてあげれば直ります。

理想は、一度シャンプーをして不要な寝汗や皮脂を取り除いて綺麗にドライすることです。ただ、朝時間が無い場合にシャンプーをするとなると結構重労働だという場合もあります。

そういう時は、寝ぐせの大本である「髪の毛の根本」を濡らしてドライすると綺麗に直ります。

朝起きた時には、寝汗と皮脂によって匂いのもとになるバクテリアも発生していますので、そういった余分な心配も一緒に取り除く意味ではシャンプーをおすすめします。

その方が、満員電車や職場で颯爽と振舞うことができるので自信に繋がりますよ。

上手なドライ(髪を乾かす)のやり方

円柱をイメージし、その全ての面に温風を当てるイメージです。

普段やっているドライでは、正直不十分です。余分な水分が残っていると、しっかりスタイリングしても時間の経過とともにヘタッてきます。

オーバードライ(乾かしすぎ)には注意ですが、余分な水分は無いに越したことはありません。

とは言え、ドライは結構難しくしっかりコントロールすることは長年美容師をやっていないと難しい技術でもあります。ただ、イメージができるか・できないかで言うと、知っている人の方がスタイリングは上手に決まります。

美容の技術って、けっこうケミカル(化学的な)な要素が強いです。

ケミカルついでに、もう少しスタイリングを深堀してみます。

スタイリング

寝ぐせと、ドライについてちょろっとケミカルな目線で触れてみました。

なんとなく、分かっていただけなのかな?と勝手に思っておきます。

スタイリングですが、上手にやれるかどうかという点でもケミカルな知識が多少必要になります。説明を聞けば分かると思うので見てください。

髪の毛もケラチンというたんぱく質であり、物質です。

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物質は、温めると膨張し、冷えると固まる性質を持っています。

スタイリングもこの化学変化を応用しています。

ドライヤーで髪を乾かしながら温め膨張させ、形を変えやすいようにしています。ドライの際には余分な水分を除去して温めることで理想の形に変形させていることになります。

サロンでブロー(専用のブラシを使って乾かす事)をするのですが、ロールブラシを使うのには意味があるんです。

温めながら形を作り、冷やしていくなかで髪の毛に形状を覚えてもらいます。つまり、髪の毛とは「冷える時に形が決まる」ものなのです。

ドライヤーに冷風の機能がついてるのはこういった理由があるからなんです。

家で髪を乾かす時には、ドライヤーで乾かして、仕上げたい髪型をイメージして冷やすとまとまります。ただ、これも文章で説明してマスターできるかと言ったら難しいので、仕組みだけ覚えてください。

これも知っているかどうかで、結構差が出ます。

・髪の毛は温めて動かす。

・冷える時に形が決まるので、仕上げをイメージして冷やす。

・その後にスタイリング剤を使う。 

これを意識するだけで、今までより上手にスタイリングできます。

※これだけじゃ完璧に理解できないので、いつも担当してもらっている美容師さんにスタイリングのやり方を聞いてみましょう。

まとめ

記事のポイントをまとめます。

まとめ

・幅広く使えるスタイリング剤は「クールグリース」
・ショートや、キープ力を優先するなら「ファイバーグリース2008」
・寝ぐせはシャンプーして落とそう。
・ドライは、全方向から乾かすイメージ。
・髪の毛は、冷える時に形が決まる。

世の中には、沢山のスタイリング剤がありますがクールグリースとファイバーグリースは本当におすすめです。

ちょっと高く感じますが、高い理由があるので使ってみましょう。

ドンキ、ロフト、ハンズでも購入できます。(ドンキが最安値でした。)

また、スタイリングはドライが重要なのでかっこいいスタイルを作りたかったら、ドライを怠らない様にしましょう。

お得サイズの「ジャンボ」はかなりお得です。

毎日スタイリングする人でも、約2ヶ月くらい使えます。値段を見ると高いな!!と思われるかもしれませんが、実は逆で安くなります。

クールグリースが気に入った方は是非ジャンボサイズでおしゃれを楽しんでください。

【おわり】