転職する際にお世話になる「転職エージェント(アドバイザー)」ですが、どんなサービスなのかを理解していないと「あれ?なんか違う…。」になってしまいます。転職エージェントさんにお世話になる際のポイントを解説します。
ネタバレ:エージェントさんを頼る場合、想像以上に手間が発生します。本記事を見て「めんどくさい」と少しでも感じた人は合わない可能性があるので注意が必要です。
本記事では、以下の内容を解説します。
・転職エージェントを利用するデメリット
・転職エージェントを利用するメリット
・転職しようと思ったキッカケ
この3つを中心に解説します。
転職エージェントやアドバイザーにお世話になる際には「焦らずじっくり」ですね。自分が動けない時にも代わりに要望に合った仕事を探してくれています。向こうはビジネスですが、やはり応援してくれる人がいることは心強いですよね。こういったサービスを活用して、転職効率を上げると良いですよ。
— いぬ (@inublogger) 2019年2月18日
こんな人に読んで欲しい
1.転職を考えているサラリーマンへ
2.無理のない転職を考えている人へ
この記事を書いている人
自分の労働環境に疑問を持った為、最近転職エージェントを頼りました。そこで「あれ?本当に手に入れたいライフスタイルって何だろう…。」となったのでこの記事を書きました。
目次
転職エージェントを上手に活用する方法

理想の労働環境を実現するために転職エージェントと上手なお付き合いをしましょう。
一人で転職をしようとすると様々な壁にぶつかります。
そんな時に、自分の味方をしてくれる人がいたら気持ちがとても楽ですよね。
転職エージェントとは、別名「転職アドバイザー」と呼ばれ、迷える労働者を適切な労働環境に導いてくれる人です。
提供しくれるサービスは以下の通りです。
・面談を通じて適性を調べてくれる。
・自分に合った職場を提案してくれる。
・面接を受ける企業に連絡して面接の日程調整などを行ってくれる。
・面接対策を無料で行ってくれる。
・面接時に伝えきれなかったことをフォローしてくれる。
どんなバックアップを行ってくれるかはエージェントにより様々ですが、自分の代わりに大変なことを代行してくれます。
エージェントサービスを利用する最大のメリットは手間が省けるということです。
転職をする際に、一人で複数社と連絡を取り合ってスケジュール管理を行うのは非常に大変です。
また、自分では万全だと思っていた面接も実際にやってみると穴だらけだったりすることもありますよね。忙しい個人に変わってめんどくさい転職に関わる手続きを引き受けてくれるので、面接に集中できるようになります。
中には、「証明写真を無料で撮影してくれる」ところもあります。
上でも説明しましたが、基本無料でサービスを受けることができるので証明写真のコストを考えるとお得だと言えます。
※いろんな企業のエージェントサービスがあります。全てで行っている訳ではありません。
更に、転職が確定するまでサポートを行ってくれるので、自分一人で転職を行うことに少しでも不安があるようであれば利用すべきサービスです。
ただ、利用者にとってはデメリットに感じる部分もあります。
どんなデメリットがあるのでしょうか?
デメリット

エージェントさんと小まめに連絡を取り合わなければなりません。
もし既に複数社個人でアポイントメントを取っている場合、それに追加して就職エージェントさんとコミュニケーションが発生します。
忙しい人や、決めた企業の面接に集中したい人にとって余計な意思決定が生まれてしまう点はデメリットかもしれません。
どんなことをエージェントさんとやり取りするのか?
①受けたい企業の求人票を見て決める。
②履歴書・職務経歴書の添削や改善などを行う。
③面接の日程を組む。
④面接対策をする。
⑤面接に行く。
⑥面接後のフィードバック(改善点や反省点)をしてくれる。
⑦次の企業を選んでくれる。
など、大まかに見るとこんな感じです。
自身の転職活動以外に、上の作業が追加されるのである程度自分で進めて行きたい!という人にとっては面倒に感じることもあります。
誰かに何かを代行してもらうということは、一見すると便利ですが小まめなコミュニケーションがあって初めて達成される行為でもあります。
そうならないように、事前に知っておくと安心です。
エージェントを利用する場合、小まめに連絡を取り合い密なコミュニケーションを心がけましょう。
メリット

転職時の手間が省けるということがエージェントサービスの最大のメリットです。
また無料でサービスを受けられることも魅力の一つです。
加えて、非公開求人を紹介してもらえることも重要です。
非公開求人とは、一体どんな求人なのでしょうか?
非公開求人とは?
非公開求人とは、公に公開されていない情報です。何故一般に公開していないのかと言うと、いろいろな理由があります。
①条件が良い為、一般公募すると募集が殺到してしまうから
②非公開求人と言った方が見栄えが良いから
③非公開求人にした方が広告費がお得だから
そもそも非公開求人は全体の割合の何%くらいあるのでしょうか?非公開求人は、実は50~80%に相当すると言われています。ほとんど限られた条件下でないと知ることができない求人なんですね。
一般に公開されている求人よりも条件が良いと、公開した瞬間に募集が終わってしまいます。すると、たくさんの人の目に触れることなく本当に求めている人に情報が届く前に終了してしまいます。
企業も求職者も効率良く話を進めたいと考えています。優秀な人材を採用したいという企業ニーズと、理想の企業に出会いたいという就職者ニーズを合致させる場合、様々な条件が発生します。中には企業秘密を公開できないといったケースも有る為、非公開求人にしておくと楽なんですね。
なので一定の基準を設けて、「非公開求人」として大切に紹介しています。
単に「非公開求人」と言った方が見栄えや聞こえが良いという理由もあります。
エージェントは、企業と求職者の両方が納得できるように非公開求人を準備しています。非公開求人を紹介してもらえるのはエージェントさんに相談した場合のみです。
非公開というだけあって、定時で終わる仕事、専門性の高い求人、年収が高い求人、福利厚生など待遇が良い求人などが非公開求人の中には数多くあります。
理想の求人に出会う為には、非公開求人をしっかり見ておきたいですね。
履歴書・職務経歴書の添削をしてくれる
今まで何となく書いていた履歴書と職務経歴書ですが、自信を持って100点だと言えますか?
転職活動をすると、必ずついて回るが「履歴書」と「職務経歴書」です。今自分が書いている書類は自信を持って100点だと言えない場合はかなり不安ですよね。
ネットで調べるとある程度のフォーマットが出てきますが、単に真似ただけだと何の面白みのない書類が出来上がります。
自分の魅力とは何なのか?
苦手なことはどんなことなのか?
自分を雇うとこんな良いことがあるぞ!
という部分を書類にまとめたものが履歴書と職務経歴書なのですが、テンプレートを真似た物だと全員一緒になります。
企業側が見て「おお!この人なんかすごい!」と興味を持ってもらえなければ、どんなに空白を埋めても綺麗な字で書いても印象に残りません。
この印象に残る、自分を魅力的に見せるテクニックを教えてくれるのがエージェントさんです。
履歴書や職務経歴書に不安がある人は、転職エージェントさんにお願いして添削してもらうとスッキリ見やすい上に印象に残る書類を作ることができるようになります。
普通に考えたら有料級のサービスがただなんですから、この際使い倒した者勝ちですよね。
誰に見せても恥ずかしくない書類を作って、少しでも不安を取り払って面接に集中したほうがサクサク転職できます。
自分の弱点を知ることが出来る
大学生であれば、大学のキャリアセンターで面接対策を行うことができます。
しかし転職の場合、キャリアセンターにお世話になることは不可能です。在学中の学生しか面倒は見てくれないのが現実です。
そんな時でも転職エージェントを頼ることで自分の強みや弱い部分を指摘してもらえるので面接も安心ですね。
転職の場合、今勤めている仕事と転職活動、更に面接対策を行うのは至難の業です。時間がいくらあっても足りないくらいです。
面接対策をしてもらうと、同時に個人の適正や改善点が見えてきます。軌道修正を行いながら最適な求人へと導いてくれるので非常に効率的です。
デメリットに記載しましたが、確かに小まめな連絡ややりとりが発生するものの、自分の理想の環境に近づくためには焦らずじっくりコツコツ行くのが最短ルートです。
自らの改善点を克服しようと努力することで、人間性も向上し魅力的な人材へと成長できます。
人が面倒に感じる理由は、ほぼ「知らない」からです。
転職エージェントでは、どのようなサービスを受けられるのかだんだん分かって来れば不安も面倒な気持ちも小さくなります。たくさんの経験を積むことで、夢に近づくことができるので少々の手間は惜しまずに頑張ってください。
転職エージェントを知っているけど、使ったことがない人は是非一度アポを取ってお話をしてみてください。
何故転職を考えたの?

転職エージェントのサービスでは、手間のかかる転職の作業を代行してもらえたり、自分一人では気づきにくい面接時の対策などを行ってもらえます。
こういったサービスは費用が発生するものという認識がありますが、実際はかなりお得に転職活動を行うことができます。
人には自分のペースもありますし、無意識のうちに「誰かに頼ってはいけない」という気持ちもあるかと思います。
しかし、達成したい目標は「転職」です。
今よりももっと働きやすい環境へ移る事が目的なので、要は手段は何だって良いと思います。しかも楽してより良い成果が得られるのであれば利用した方が賢いと思います。
昔から「成功したければいろいろな人に会え」という意見がありますが、転職エージェントさんもその中に含まれています。
自分の理想に一歩でも近づけるように利用できるモノは何でも利用すべきです。
簡単に非公開求人を見たければエージェントサービスに頼ってみましょう。
どんな職場で働きたいか
転職エージェントさんとお話をすると、改めて「自分はどんな環境で力を発揮したいのか」という、転職活動を始めたきっかけの部分に立ち戻ることになります。
理由は沢山あると思います。
・残業したくない。
・年収を増やしたい。
・通勤時間を短縮したい。
・より専門的な経験と知識を吸収できる場で成長したい。
こういった転職をしようと思ったきっかけの出来事が何かあったはずです。
全ての条件を自分一人で探したり、上手く進めて行くことは困難でもあります。
そんな時に頼れる誰かがいてくれると非常に心強いです。
もしこういった事を感じている場合には是非一度エージェントサービスに登録して相談してみましょう。
少なくとも僕は、自分が抱えている不安やネガティブな気持ちをエージェントさんにお話して良かったと思っています。
それと同時に、企業が求めている人材とはどんな人物像なのか?ということを知ることができただけで大収穫だと思っています。自分の社会的な価値が分かると、「今までの経験って無駄じゃないし、思ったより自分の持っている技能はすごいんだ!よし、頑張ろう!」という気持ちになれました。
一人で上手く行かないことも、誰かと一緒だったら2倍の速度で理想に近づけることが可能です。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
・面倒な手間を省いて効率よく活動すべし!
・非公開求人を見て選択肢を広げるべし!
・書類の添削をお願いして、履歴書と職務経歴書を更に魅力的にするべし!
・「自分を雇わないと御社は損しますよ?」くらい言えるようになりましょう。
最後に、僕の面接時の成功法をお伝えします。
ケースバイケースなので全ての人に当てはまるか分かりませんが、合否はその場で決めてもらうということが重要です。
何故かと言うと、本当に欲しい人材だった場合その場で採用しないと他に行ってしまいます。
企業にとっては優秀な人材を失うことと同じです。
僕は失礼だと思っていても、「何か質問ありますか?」の際に突っ込んで聞きます。
丁寧にこうやって聞いてみます。
ここで怒る人や相手にしてくれなかった場合、結果もダメです。
逆にここで良い反応があった場合、ほぼ合格です。
僕は合否について「まだかな…まだかな?」と待つのが嫌なので即決してもらえない場合は自分から断ります。
だって、喉から手が出る程欲しい人材だって思われなかったってことですからね。
とは言うものの、このやり方はエージェントサービスでは禁止なので参考にならないと思いますが、厳粛な場だからと言って萎縮しているだけでは道端の小石と同じ価値しかありません。
僕の場合ですが、信念を持って熱意を伝えれば相手も分かってくれました。
良くも悪くも、こういった表現方法は自分の魅力の一つだと思います。
転職活動における、これはOK!これはNGという基準が自分の中に無い人は転職エージェントという素敵なサービスがあります。

以上、転職エージェントを上手に活用する方法でした。
【おわり】