クレジットカードは一人複数枚所持する時代になりました。
平均すると一人2~3枚持っているそうです。
結論:クレジットカードのことを改めて見直し、上手な付き合い方をしましょう!という話です。
本記事では、以下の内容を解説します。
・クレジットカードのデメリット(悪いところ)
・クレジットカードのメリット(良いところ)
・上手な付き合い方
この3つを中心に解説します。
クレジットカードって何枚か持ってるけど「あれ?これ何の為に入会して持ってるんだろう。」ということがよくあって、実のところ活用はできてない気がするわ。こういうのを宝の持ち腐れって言うんだろうな……。
— いぬ (@inublogger) 2019年2月17日
こんな人に見て欲しい
・クレジットカードをなんとなく使っている。
・もっとカードを上手に使いたい。
この記事を書いている人
長い事、三井住友VISAカードを愛用してきました。しかし、自分が利用しているカードのメリットを全く知らないまま何となく「支払いを後回しにできるから」という理由で使っています。
このままでは、デメリットとメリットが全く分かりません。
改めて勉強のつもりでこの記事を書きました。
目次
時代はキャッシュレス時代へと変わり始めてている

これからは現金を使わなくなる、キャッシュレス時代だと言われています。
巷では、〇〇Payという言葉を聞くようになりました。
しかし、未だにクレジットカードを日本全国民が所持しているかというとそうではなく、現金だけ使用する人、現金とクレジットカード両方を使用する人、ほぼクレジットカードしか使わない人に大きく分けられます。
ここに〇〇Payが加わると、組み合わせも増えどんどん複雑になっていくでしょう。
この組み合わせが大切だと思っていて、お金の使い方に好みや生活スタイルを反映させやすくなります。
消費者からするといろんな支払い方を選択できます。
クレジットカードは、今でも「作成するだけでポイント(現金と同じ扱いの特典)」をゲットできたり、生活するうえで必ず発生する支払いに対してポイントという形で見返りが発生します。
〇〇Payも同じことをしていますが、現金とクレジットカードで言うと、現金に近い感覚があります。
ここではクレジットカードを「よく理解していない。」又は「より賢く利用したい。」そういったニーズに対してデメリット(損する部分)とメリット(得する部分)について解説したいと思います。
クレジットカードって何なのさ?

今更ですが、クレジットカードとは商品やお金が発生するサービスに対して後払いや分割払いを設定することができるカードのことです。
支払い方法も様々で、即日口座から利用した金額が引き落とされる場合もありますし、月単位で決められた引き落としのタイミングをまとめて指定した日にちにまとめられるという特性があります。
クレジットカードに対して、カード自体に予め利用したい金額をチャージ(入金)するタイプのチャージカードや、決められた金額のカードを事前に購入して使用するプリペイドカードなどが存在します。
デメリット

使いすぎると支払い額が膨れ上がり、首が回らなくなります。
ご利用は計画的に…。
というコピー(広告)が世には数多く出回っています。まったくその通りで、実体験ですが過去には支払いが出来ずクレジットカードの契約を解除された経験もあります。
何故支払えなくなってしまうのかは明確で、自らの収入以上にクレジットカードの利用額が大きくなってしまった場合です。
収入<クレジットカードの支払い額=滞納や未払い→支払いの催促の電話や勧告
上のようになる理由として、クレジットカードを利用した時に現金の持ち合わせがなかったり、その時は自身の財産を把握できていても後から急な支出が発生してしまうと、請求が来た時にびっくり大仰天するというパターンになります。
気軽に新規作成の申請ができ、利用する時も簡単に使えてしまう点がデメリットでもありメリットでもあります。
特にその場限りの計画性がない買い物をした際にはあとから大きなツケとして生活を苦しめることになります。
加えて、貯金がない場合には自身の収入を超える支払いが発生してしまった場合にどうにもならなくなってしまいます。
こうならない為にも、クレジットカードで買い物をする際には、自身の財産や収入などの経済状況を吟味しながら利用するべきです。
リボ払い
リボ払いは慎重に利用するべきです。
リボ払いは、上のように収入と支出のバランスが崩れてしまった時にとても便利です。
感覚としては、クレジットカードで後払いにした支払いを更に後払いにするイメージです。
ただ、この「その場しのぎ自転車操業」はおすすめしません。
便利ではありますが、実際にリボ払いを利用した際の金利をしっかりと把握しておかなければ借金地獄に突入するからです。
※リボ払いとは?
リボ払いとは、リボルビング払いのことでフレックス払いとも呼ばれています。通称は「リボ」と呼ばれており今でこそ割と聞く名前になりました。
クレジットカードの支払いには、このリボ払いと分割払いが存在しています。
何が違うのかと言うと、手数料(利息)が違います。
分割払いは2回以上の分割にした場合に手数料が購入した価格にかかってきます。
一方リボ払いは、支払額を請求額に関わらず一定にすることができますが、選択した金額によっては分割払いよりも完済まで多くの手数料が必要になります。
例えば、三井住友VISAカードにてリボ払いを選択し、リボ払いを50万とした場合には以下のようになります。
年利15%として計算した場合
支払いも50回とすると、50万円のリボ払いを完済する場合にだいたい¥650,000必要になります…。
詳しくは三井住友VISAカードリボ払いをご覧ください。
非難するつもりはありませんが、宣伝なのでメリットしか書かれていません。
これについては商品やサービスなので仕方ないですね…。
ただ、冒頭でも書きましたが個人の置かれている状況によりデメリットになってしまいます。
もし上のような考え方でリボ払いを利用すると、後からとんでもない金額になり「いつまで経っても支払いが終わらない!」ということにもなり兼ねません。
カード払いとは言え、借金をしていることには変わりありません。
借金をしているとデメリットが大きくなってしまいます。
借金が増えると、他のクレジットカードが作成できない、まとまった金額を銀行から借りられない(車や住宅ローンが組めない)など、もし結婚して家族ができたり新しいことに挑戦しようと思った時に、足かせになってしまうこともあります。
もし車や住宅の購入など、将来的に高い買い物を予定している人はリボ払いや借金の完済を視野に入れ、計画的な利用を心がけた方が良いでしょう。
年会費
クレジットカードを所有する際に、年会費が発生するカードもあります。
例えば、通称アメックスと呼ばれるアメリカン・エクスプレスでは年会費が¥12,000かかります。
持っているとかっこいいんですけど、年会費を払いたくない人にとってはデメリットです。
しかし、この年会費には様々な独自サービスが付与されているので無駄に高いお金を取られている訳ではありません。
アメックスでは年会費を支払う代わりに、空港ラウンジを無料で利用できたり、海外旅行で日本語で24時間サポートをしてくれるなど旅先での特権があります。
思わぬ旅先でのトラブルを考えれば保険ということになるので長い目で見るとメリットでもあります。
年会費をデメリットかメリットに思うかはその人次第ということになります。
海外旅行によく行くのであればアメリカン・エキスプレスのカードは心強い味方です。
特に必要がない人は、年会費無料のクレジットカードを探しましょう。
審査
クレジットカードは誰でも利用できる訳ではありません。
クレジットカードが欲しいと思ったら申込書を書き、審査を受けます。
この審査とは、カード会社が利用者に対して「支払い能力があるかな?」ということを見ることを指します。
審査の基準として、過去にお金の問題を起こしていないか?大きな借金をしていないか?など、大まかに言うとこんな審査を行っています。
また年収がどのくらいあるのか?社会的地位はどのくらいあるのか?勤続年数はどのくらいなのか?なども見られる為、嘘偽りなく正しい現在の状況を申告することが大切です。
審査の厳しいカードもあれば、比較的誰でも申し込めるカードもあるので審査基準も重要になります。
きちんと支払うことができますよ!
という信頼が、クレジットカード発行の際に重要になるので覚えておきましょう。
ここでまでで、知っておかないと損する仕組みを解説しました。
次はメリットを見てみましょう。
メリット

クレジットカードを利用するメリットは、分割払いにすることで高額な買い物を手軽に決断できる点や、ポイントが貯まる点です。
他にも支払いをまとめられる点や、高額商品に適用になるショッピング保険などもありますがおまけ要素の強いメリットになる為割愛します。

ここでは、単に利用するメリットを解説します。
大きな買い物を決断し易くしてくれる
カードの利用枠にもよりますが、ローンを組む感覚で高額な買い物をすることができます。
デメリットでも解説しましたが、分割払いやリボ払いによって計画性を持って利用すればメリットにもなります。
ボーナス払いと呼ばれる、文字通りボーナスを支払いに充てることで一気に支払いを進めたり終わらせたりすることも可能です。
今は手元にお金がないけど、数日後にまとまった収入が期待できる場合には利用しても良いと思います。
現金払いよりも支払いがスムーズ
例えば、¥1,496の支払いを現金で行う場合に端数の6円など小銭で出そうとすると、ちょっと手間ですよね。
仮に売り場が混んでいて自分の後ろに何人ものお客さんが待っている場合に焦ってしまいます。
クレジットカードであれば、①カードを出す。②サイン、又は暗証番号を入力する。③明細を受け取る。このくらいで支払いが完了します。
現金の場合、なかなか小銭が出てこないと焦りますよね。
言い方一つですが、スマートに会計できるのでパートナーや得意先との食事などでモタモタすることはありません。
支払いにかかる時間をスマートに短縮できる点がメリットです。
他にも、〇〇というデパートで買い物をする際に△△というカードを利用すると〇%安くお買い物できることや、お買い物に対して〇%の還元があることなどもありますが、これもおまけ要素です。

賢く使うにはどうすべきか?

目的に合ったカードを申し込みましょう。
例えばENEOSカードではガソリンを給油する際にポイント還元率最大3%となっており、車で生活する人にとっては長い目で見た場合大きなリターンになります。
上の例のように、クレジットカードは何かに特化したサービスが充実しているので、自身の目的に合わせてクレジットカードを選択し利用することが賢い付き合い方ではないかと思います。
入会キャンペーンなどの勢いに任せて契約することなく、「自分にとってのメリット・デメリットは何なのか?」ということを吟味して所持することが重要です。
また使い過ぎもいけません。
揶揄して「魔法のカード」と呼ばれたりしますが、支払いは他でもない自分自身が負う責任です。
本当にご利用は計画的に…です。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
・デメリットやメリットを知るべし!
・自分の目的に合ったカードを選ぶべし!
・特権やポイント還元など、入会時のメリットを確認すべし!
・クレジットカードは借金とほぼ同義なので、利用する際は自身の口座の状況とよく相談すべし!
これからキャッシュレス(現金を持たない時代)になると予測されています。
そんな中、これからもまだまだクレジットカードの需要は増えると考えています。
いつでも当たり前に利用できるサービスなので、しっかり特性を理解して上手に利用しましょう。
楽天Payの登場により、楽天カードも更に飛躍することが予想されます。

ポイント還元率も良く、「ネット通販も楽天だよ!」という方は、年会費がずっと発生しない楽天カードが大変お得です。
是非この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
【おわり】